377 テレパシーを使える子供たちの話
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- 野渡駿ゲスト
本日、文藝家協会でのイベントで赤木さんのお話を聞きました。
とても興味深く、楽しい時間を過ごさせていただきました。
その後調べてこちらのHPまでたどり着きまして、「本の探偵」の存在を知りました。
私も思い出したい本がありましたので、投稿いたします。私が探しているのは「テレパシーが使える子供たち」を描いた小説です。
読んだのは中学生くらいのときで、つまり2007年くらいのことです。確かハードカバーでした。登場人物の子供たちは年齢層が幅広く、小学校低学年から高学年、また中学生もいたように記憶しております。
テレパシーを使えるのは皆、心に孤独を抱えた子供で、それぞれに現実世界でのつながりはなく、
あくまでテレパシーのみでつながっています。テレパシーを使える子供たちは、いつもテレパシーで会話をして楽しんでいますが、
(テレパシーをつかってカンニングをしたりもします)
ときたま、自分がテレパシーを使えると知らない孤独な子供の、心の叫びが聞こえてしまいます。
例えば、虐待を受けている子供の悲痛な心情が、テレパシーを使えるみんなの頭のなかに流れ込んでくるのです。
彼らはその声を防ぐことができず、勉強中でもおかまいなしに頭に声が響きます。
優しい子供たちは、苦しんでいる子供にテレパシーで語り掛け、なだめ、慰め、
その子も加入して、新しいメンバーが増える、という感じだったような気がします。
(この「聞こえてしまう」という部分が非常に心に残っています)彼らはテレパシーのことを「空話」だったか「念話」だったか、特殊な名称で呼んでいました。
途中が抜け落ちているのですが、最後は大きな電車の事故を、
テレパシーを用いて未然に防ぎ、それが物語のクライマックスだったような気がします。曖昧な記憶で甚だ恐縮なのですが、
(また、勝手に細部を捏造している可能性も十分にあるのですが)
いくら検索をかけてもヒットせず、心にひっかかっております。何卒、おこころあたりがございましたら、よろしくお願いいたします。
- うぉんぱゲスト
こんにちは。
あさのあつこさんの「テレパシー少女 蘭」事件ノートは違いますか。
2000年ごろ、講談社青い鳥から出ていました。
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