王様が主人公の30〜40年くらい前の児童書
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- kool_mintゲスト
大型本ではなく、大きさは四六版くらい。
線画の素朴なタッチの挿絵が入っていました。
絵本よりは文章の量が多かったと記憶しています。
たぶん、日本の作家さんだとおもいますが、タイトル、出版社、著者のいずれもわかりません。
もう何年もさがしていますが、なかなか見つかりません。
どうぞよろしくお願いします。以下、あらすじです。
===== あらすじ =====
あるところに小さな国があって、小さなお城に王様が住んでいる。
なにかのきっかけで、小さな国は隣の国と戦争になってしまう。
小さい国は善戦し、隣国に勝利する。
小さな国の王様は、戦勝記念に隣国の王様の王冠とマントを重ね着する。
隣国から奪った宝物が、小さなお城の宝物庫には入りきらないので、お城も増築して2階建てにする。
その後、つぎつぎに戦争が起こり(起こし?)、王様の小さい国は連戦連勝する。
その度に、王様は奪った王冠とマントを重ね着していく。
お城も増築につぐ増築で、ついには塔のようになってしまう。
そして、王様はだんだん猜疑心が強くなっていく。
宝物で一杯になった宝物庫には、見張りの兵隊がいて、その兵隊を見張る兵隊がいて、そのまた兵隊を見張る兵隊がいる・・・という具合に、王様はつねに誰かを疑うようになってしまう。
ある日、塔(お城)のてっぺんから、眼下に広がる自分の領土を見ていた王様は、ふとしたひょうしに、バルコニーから落っこちてしまう。
ところが、各階にある旗竿に、王様のマントが一枚ずつひっかかって墜落の速度を遅くしたので、王様は無事に地上に到着する。
もとの(?)欲のない心を取り戻した王様は、宝物を奪った国々に返還する。
王様は、以前の生活にもどって平和に暮らす。
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