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709 おそらく教科書掲載の読み物

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    • #52109 返信
      S
      ゲスト

      10年以上前、国語か道徳の教科書、もしかすると問題文で読んだのかもしれない読み物が凄く印象的だったのに、タイトルが思い出せません。

      内容
      男の子とその父親が登場。
      二人で外に出たところ
      草に白いワタの塊がついているのを見て
      男の子が父親に「これは何?」と尋ねる。
      父は「それは◯◯(昆虫)の卵だよ」と答える。

      ここからはだいぶあやふやですが、
      父が続けて「◯◯は卵を胎内で育てるから、その体内は卵でいっぱいになる。そうしてようやく外に出して、生まれてくるのを待つんだ」というような話をします。

      それを聞いた男の子は母親を思い出します。
      (たしか、この時に母親は他界していること、母親は男の子を出産するときに亡くなったことがわかるのですが)
      虫の話を聞いた男の子は、
      自分の体も、亡くなった白くて細い母の体を埋め尽くしていたのではないかと思い馳せるのです。
      “母の首元まで詰まったぼくのからだ”
      というような一文で終わっていたような気がします。

      妙に生々しく悲壮感ある話なのに、淡々と物語が進んでいくのが不思議で、もう一度読み返してみたいと思っています。もし何かわかる方よろしくお願いします。

    • #52170 返信
      梨花
      ゲスト

      これは分かります!吉野弘さんの「I was born」です!○○は蜻蛉です。

      長い文章ですが、詩なんです。私はこれを茨木のり子さんの「詩のこころを読む」というジュニア本で知りました。小論文テストでこのタイトルを何度もこじつけで引用してしまい、論点がずれていると突っ返されたのを思い出します(^_^;)

      よかったら上記のジュニア本も探して読んでみてください。もっと強烈な詩もあり、面白いですよ。

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