ひこさんが講演する、というので、第13会理科読シンポジウムの会に行ってきました。
ひこさんが講演する、というので、第13会理科読シンポジウム(科学の本を読む会、らしいよ)の会に行ってきました。
ひこさんの話は、フィクションとノンフィクションということばは、そもそもフィクションとそれ以外、ということだから、フィクションが中心という考えかたで、てきている(いわれてみれば、その通り!)フィクションは現実から違う世界に行き、やがて戻ってくる…話は一応決着がつく(俗に、風呂敷をしめる、というやつですね)ノンフィクションは、現実から始まり、読めば読むほど世界は広がっていく、という話と、いまはフィクションとノンフィクションの境目や力関係(とはいわなかったけど)が曖昧になっている、という話でした。
じゃあ、もとの世界に戻りたがらない主人公たちのでてくるファンタジーはどうなるの?と思ったが、時間切れで聞くチャンスがなかった。
でも、いわれたことは全部その通り!明確に言語化されると気持ちよいのぅ、です。
その次に、塩尻図書館がやってる理科読の説明がありました。
ようするに、ギャラリートークなんだけど、まず公共図書館がやってるというのが凄い。
それでようやくまたひとつ、民間委託がまずい点がわかりました。
行政のなかだと、ほかの組織を巻き込むことができるんだけど、民間委託だとそんなことはできないんだよね。
でもって、もう一つ、ギャラリートークを説明するときのポイントもわかった。
なんかね、素晴らしい発表を見るより、まずいとこがある発表みるほうがわかるんだよね。
いいものは真似できないんだけど、よくないものはここがいけないんだって、直しやすい。
一つには実験に頼りすぎること
もう一つは本を紹介しなければならないと思いこみすぎてること(だって、使える本がなかったりするじゃない?)
これは児童図書館員が落ちるのは無理もない落とし穴だと思うが、ここから、いかに脱出するかが鍵だな。
もっと、アタマを柔らかく、必要なら、目的はなんだっけ?
に戻らないと。
もう一つは、紹介する本は必ず面白いものでなければならないということでした。
でも、最大のポイントは、最初に定義を述べなくてはならない、だったね。自分が無意識にやってることを、人に説明するときにはこれをいわなきゃならないんだ、と気づくのはなかなかに難しい。
聞いてよかった!
土がテーマだったんだけど、そしたら
土とは何か?
から始めなきゃだめよ。ということは、最初に使う本は百科事典だってことさ。
ということがクリアになってきて、ギャラリートークの本も、書けそうになってきたさ。
頑張れ!
塩尻図書館!