2/2、指宿山川図書館、入りました。SFの話をします。
指宿山川図書館、入りました。SFの話をします。
演題:「20世紀文学の系譜」 SFについて
講師:児童文学評論家 赤木かん子さん
日時:平成31年2月2日(土) 18:00~20:00
場所:山川図書館
参加費:2800円
申込み:事前申し込みが必要です!!
山川図書館久川までお知らせくださいませ
「20世紀文学の系譜」
へのご招待……。
2017年の始め……に、文化が大きく変わりました。
1990年のバブルの崩壊、1995年のウィンドウズ95、ケータイの登場、ノートパソコンの登場、iPadの登場、そして2008年のスマホの登場と、この20年間、世界と私たちの暮らしは劇的に変わりました。
それでもやはり、電車は走っているし、トラックが荷物を運ぶ、生活の基盤は変わりませんでした。
テレビ電話は実現しましたが、普通の人々は、まだ宇宙旅行へは行けません。
でも、2017年の変化は、名づけるのなら“ロボット初期世代”でしょうが、私たちの暮らしを根本的に変えてしまうだろうと思います。
今、2016年までの今までの暮らしが、恐ろしい勢いで後ろに飛びすさり、歴史になっていくのを感じます。
明治が歴史になったように、平成も歴史になるのです。
なので、ここらへんで一度、19世紀、20世紀の児童文学とその周辺、をふりかえってまとめておきたいと思いました。
そうでないと、どんどん忘却の彼方にいかれてしまいそうでやはりちょっと口惜しい……。
😄
そうしていまの若い編集者、教師、図書館員は、リアルタイムのときと同じように同じ本を読まなくてもかまわない……。
これがターニングポイントだったね!
という本、今でも内容的に現役の本だけ読めばいいのです。
たとえば、リンドグレーンなら、もう“ピッピ”や“屋根の上のカールソン”は読まなくてもかまわない、でも「はるかな国のきょうだい」と「親指こぞうニルス・カールソン」は読んどいて!
なのです。
それはいまだに喜びと感動をもたらし、新しい教養になっていくのですから。
そういうわけで「20世紀文学への系譜」という連続シリーズを企画しました。
わかりやすいように、SF、ミステリー、ホラー、ファンタジー、コミック、というように、ジャンルごとに時の流れをご説明したいと思います。
それはみな、からまりあい、お互い競いあい、デッドヒートを繰り返しながら同じ方向に流れてきたのですから……。
ではどうぞ、お楽しみください。