お便り頂きました
山口さんから頂きましたお便りです。
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ノーベル賞発表をきいて
山口鈴江
繋がるということ
先日のノーベル賞発表は、まだ記憶に新しいことと思いますが、物理学賞で受賞したのは『系外惑星』という耳慣れないものを観測した天文学者でした。
その学者3人のうちの2人のお名前が、かん子さんが出した星の本『惑星ってなあに』に出ていたのです!!
この本は、新樹社から“もっと知りたいシリーズ”として出ている中の1冊で、星のことがとてもわかりやすく、でも子供だましではなく、書かれています。
かん子さんが星の本を出すようになろうとは、爪の先ほども思っていなかったわけですが、それがこうやって出た本を読んでみると、素人が一番わかりやすい解説になっているように感じられます。
そして、ノーベル賞をとるような重要な観測もちゃんと載っているとは驚きです。
かんこさんは理系の分野について、数年前からわかりやすく説明してくれる人(キュレーター)を呼んで、素人に説明してもらう機会を度々作っていました。
私も、2回ほど聞きました。そのうちの1回は、太陽と地球の話でした。
大きい赤い布が太陽で、ピンポン球(たぶん)が地球だったと思います。
よくわかっている人が、わかりやすく、かみ砕いて話してくれれば素人にも伝わります。
わかれば、覚えています。
こうやって、わかるようにわかるように、かん子さん自身もいろんな本を読んだり、話を聞いたりして星の本を出すまでになったのだと思います。
『惑星ってなあに』は、最初、読み聞かせてもらいました。
自分でページをめくるのとは、またちがったポイントで解説を聞くことができます。そうすると、より記憶に残ります。
そして、今回、ノーベル賞の発表がありました。
ぽつんぽつんとしたバラバラの経験が、ぐるっと繋がる瞬間というのでしょうか……
ああ!あれよね!!
と感じる瞬間のなんと嬉しいことでしょう。
そうすると、あら不思議、他の星の本も読んでみようかな、という気持ちになってきます。これが文科省のいう
「学びに向かう気持ち」
じゃないか、とまたまたぐるんと繋がります。
ぐるんと繋がるために、日々情報を蓄える大切さを実感した、ノーベル賞発表でした。
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