司書便り頂きました
図書館は情報の集積地&発信地です。
こういうことも仕事の範疇だよね?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
学校で大事なことに気づいたのでお知らせします。
新型コロナウィルスが随分な騒ぎになっていて、こちらの大型スーパーでもマスクの購入者で売り場を半周するほどの列ができており、一体何事かと思ったのですが、その騒ぎの一端にYoutubeやTickTockのフェイクニュースがあることに気がつきました。
いい大人でもその態ですので、子どもたちはもっと本気で動揺しています。
うちの学校でも、中国の他省からの帰国児童に
「2週間学校に来ちゃいけないんだよ」
等の発言がありました。
都からも対応についてのプリントが出されており、集団ヒステリー前夜のようなので、ブックトーク?でコロナウィルスを取り上げることにしました。
メインの本として「インフルエンザのフルくん」と「微生物の図鑑」を使い、低学年には過去のサーズとマーズの致死率よりも、コロナの致死率はインフルエンザに近いこと、中間宿主の違いなどをニュースサイトから紹介し、手洗いうがい、正しいマスクの使い方を、中高学年にはさらにBBCのニュースをソースに、TickTockなどで流れているデマの反証を紹介しています。
ソースはこちらhttps://wired.jp/2020/02/02/what-we-know-about-novel-coronavirus/https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-51290980
日本では、感染者から感染する経路しかなく、検疫があるのでむやみに広がらないこと、インフルエンザと同じくらいには、手洗いうがいで予防できることを伝えるだけで、「あーよかった」「安心した」という声がたくさん聞こえました。
リテラシーがあれば、はなから大騒ぎすることではないと分かっていますが、今回のことで子ともがダイレクトにフェイクニュースの影響を受けていることがわかりました。
取り急ぎ、お知らせまで~。