特別支援学校で本の整理をしていたら、
特別支援学校で本の整理をしていたら、ダウン症で34歳で亡くなった女の人の遺族が出した追悼記があった。
そのなかに、亡くなったあとタンスを整理したら、妹さんのブラジャーが出てきた、という話があって、なんともいえない気持ちになった。
お母さんはようやくそれで欲しかったんだ、ということに気づかれ、買ってやればよかった、と書いていらっしゃったが、背が低いとついつい子ども扱いしてしまうが、情緒はちゃんと大人の女の人になっている。
彼女は、歩けるようにはなりません、と言われたのに、妹が生まれ、大きくなって歩き出すと憤然と怒り(だと思うが)あっというまに歩けるようになったそうなので、生まれつきのファイターだったのだと思う。
でも、それでも欲しいって言えなかったんだろうなぁ、と思うとこういうことに気を配れるようにならないと、と思う。
自分が欲しくも関心もないものに気がつくのってなかなか難しいんですがね。