内田樹氏が
内田樹氏が、
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日本の一般市民がウクライナ情勢に高い関心を寄せるのは、その帰趨が国際情勢、特に東アジア情勢に影響を及ぼすだろうと直感しているからだと思います。
ウクライナが国際世論とロシア国内の反戦世論の支えを得てロシア軍を押し戻せば「世の中には条理が通ることもある」という安堵の思いが広がる。
逆にロシアがウクライナを占領して、抵抗する市民たちが投獄されたり殺傷されたりすれば「結局力が正義なのだ」と言い募る冷笑的な「リアリスト」が幅を利かせてくる。
国際世論など無力だということが証明されれば、それに勢いを得て中国が台湾に介入するリスクも高まる。
その場合に、冷静かつ適切に日本の安全保障戦略と国際社会のあるべき姿を提示できるだけの構想力と指南力を持つリーダーは今の日本にはいません。
虚脱するかヒステリー状態になるか、いずれにせよ危機に対処できない。
そういう未来が予見されるのでウクライナを注視しているのだと思います。
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とおっしゃっておいでです。
確かに。
それぷらす、日本の若い層がかなりまっとうになってきてる、というのもあると思います。