司書便り頂きました
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かん子さん
『 ぼくはひとりで 』
朝の読書で1年生に読みました。
読み出しの反応は ” これはなんだろう?” という顔、顔、顔。
そして、ページをめくるごとに前のめり。
お日さまが昇らないうちから一人で出かける少年の不安な気持ちが、
徐々に聞き手の子ども達の気持ちと重なっていく。
” ワニがいる ” ” ヘビが追いかけてくるんじゃない? ” ” どうしてもどらないの? ”
呟きが、そこかしこから。
最後、学校に着くページでは
しばし、ポカンとして
その後 ” 学校に行くんだ ” と、安堵したような声が上がりました。
読み終わった後、この物語の背景を簡単に説明しました。
すると、” 知ってる!見たことある!”という子もいました。
「世界の通学路」をテーマにした子ども向けの本がいくつかあるので
それを読んで知っているのかな?
少年の気持ちが絵にも文にもよく表れていて
子どもたちは疑似体験できると感じました。
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だそうです。
やっぱり、今年の一年、賢い!
(by かん子)