司書便り頂きました
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『すごいね!みんなの通学路』
今までに読んだことがない感じの本だったので、1年生~6年生まで全学年に読んでみました。
どのクラスも最初静かに聞いていた子ども達が、危険な通学路の写真を見て
「えー!!」
「ウソ~!!」
の大合唱でした。
😁
読み聞かせをしてみてわかったのですが、途中ものすごく盛り上り作ってくれているので本当に読みやすい本で、最後は聞いている子ども達の気持ちがストンと落ちるのを感じました。
最初雰囲気が悪い(ここにくるまで何かトラブルがあったのかなぁと感じる)クラスでも、最後には全員食いついて聞いてくれていて、読み聞かせを終えると子ども達の顔が落ち着いているのがわかりました。
2年生のクラスでは
「なんでここまでして学校にいくのかなぁ。」
という声が聞こえたので
「仕事をしなくちゃいけなくて、学校に通えない子がたくさんいる地域では、学校に通って勉強して大きくなったらいろんな仕事につけるからだよ。」
というと
一人の子が
「そうだよ!SDGsの目標のひとつに『貧困をなくそう』ってあるよ!」
と言ってくれました
😳
その子は今年になってからSDGsに興味が出たらしく、その子の友だちが4月最初の図書館に来たときに
「ここにSDGsの本があるよ!」
とパネルサインを見て、その子に教えている姿を見かけました。
で今年いちばん最初に2人とも借りたのはSDGsの本でした
😳
その子がこの本でSDGsの話を言ってくれるなんて……。
あと3年生が読み聞かせを終わったあとにボソッと
「僕たちの通学路でしんどいなんて言えないね」
としみじみ言ってました。
この本でみんなの気持ちが世界に広がった気がします。本当に全学年で使えるいい本でした!