司書便り頂きました
ぐりとぐら、は本質的な本なので、カムバックしてきたのだと思います。
これから何冊も古い本が蘇ってくると思いますが、全部ではないのが大変なところ。
いまの一年は、本物をきちんと受け止めてくれる気がしています。
あと、ウケても、ウケるポイントが違うとよく感じます。
この本も
そう、終わるんだ!?
という感想って、どっちかというと、造り手側の感覚だよね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
12月に
『ぐりとぐらのおきゃくさま』
をI〜3年に読みました。
今年「ぐりとぐら」を買い替えたら、1年生がどんどん借りていくので、12月に、この本を読むことにしたのです。
どの学年でも「『ぐりとぐら』ね、知ってるよ!」
と声があがるものの、ほとんどの子ども達がこの絵本のことは、知らない様子でした。
読み始めると
「落とし穴じゃないよ……」とか
「だれかの足跡じゃないの?」
というつぶやきが聞こえてくるのですが、みんな結末はどうなるの?と、わくわくしている様子がうかがえました。
聞いてる子ども達が盛り上がってきている雰囲気が感じられ、読み終わるとみんなが
「おお!そう終わるんだ」と、ビックリしてる姿が印象的でした。
I年の先生が
「いいお話だったね」
と言うと、そのクラスの子ども達が大勢うなづいていました。
12月にピッタリの絵本でした。