「ニューヨーク公立図書館」という映画を見てきました。
岩波ホールでやってる「ニューヨーク市立図書館」という映画を見てきました。
物語じゃなくてドキュメンタリーね。
もちろん、ニューヨーク市立図書館は市立としては世界一有名な図書館で、分館も何十とある巨大な組織ですが、この映画のテーマは
図書館とはなにか?
図書館の仕事は?
これからの図書館にはなにができるか?
でした。
まず行って驚いたのは、平日の昼間なのにほぼ満席!
いまの日本に、こんなに図書館に関心持ってる人がいるのか!?
と思いましたよ。
で、映画は、ユニコーンが最初に登場した文献は12世紀のこれこれで、中世英語は得意ではないですが、翻訳すると、男は外はオオカミだが中身はユニコーンだ、と書いてあります、なんてことを答えている電話レファレンスから始まります。
そういうことやるのが、できるのがライブラリアンなんだよ?
とさりげなくいわれたようで、痛いです……。
そうして図書館で行われる講演会、著者による朗読会、親子読みかた講座や算数、プログラミングなどの子どもたちへのサービス、企画会議、方針会議、ネットにつなげられる機械の貸し出し(ただし5ギガまで)、図書館で開かれる市民会議などがコラージュのように次から次へと登場してきます。
その会議のレベルの高いことといったら!
何がないって、いまの日本にないのはここだよな、と思う。
民間委託になって、なにが悪いの?
といえば、こんな風に行政に介入できなくなるのが痛いんだよっ!
プロの司書を養成できなくなるんだよっ!
なんですが、なにもいわなくてもこの映画一本見ればそのほうがよく伝わると思います。
なので、図書館関係者は絶対見てね!
なんです。
同じレベルの知識と概念を共有しよう!
東京では7月半ばまでやってます。
そのあと地方にもいくと思うが見つけられなかった。
午前中、午後、夜、の三回上映です。
映画の公式サイトから、岩波以外の劇場情報見られます。