篠原さん情報です。【相馬高校放送局 映像作品の上映会】
篠原さん情報です。
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行ってきました
【相馬高校放送局 映像作品の上映会】
すごーく良かったです。
お近くで機会があったら、いろんな方にぜひ見ていただきたいです。
以下、ブログに書いた内容です。
marinonnette.at.webry.info/201411/article_12.html#kimochi
先輩からお誘いいただいて、行ってきました。
【相馬高校放送局 映像作品の上映会】
福島県立相馬高校の生徒さんたちが作った
演劇の映像(「今伝えたいこと(仮)」のほか、
ドキュメント作品、短編ドラマなど、たくさんの作品を拝見しました。
以下は、わたしの感想です。
相馬高校のある相馬市は、福島原発から30キロの南相馬市の北側で、30キロ圏外だけれど避難区域に なった飯館村の東側の太平洋に面したところ。
海に近い地区は、津波で家を根こそぎ持っていかれ、津波の後は何もなかった場所に、三年後の今年は雑草 がボソボソとはえていた。
地元では「東日本大 『人』災」という言葉があるそうだ。
なるほど「震災」は確かに天災だが、原発事故は「人災」だ。
脚本も、演じているのも、カメラも編集も、15歳から17歳の、本当に若い人たち。
もう「子ども」でないから、泣いて不安を訴える年じゃない。
でも、ももちろん「大人」ではないから、家族の決定に従うしかない。
色々な不安や矛盾や葛藤や怒りや絶望を感じながら、でも、「前に進むしかない」と、日常を過ごして来たのかもしれない。
震災直後に、入学した子たちは、制服もバラバラなまま、一部壁が壊れて雨が振り込む体育館で入学式を迎 えていた。
地元の子ばかりの小中学校と違って、高校はもう少し広い範囲から来るから、津波で家も家族も流されてし まった子もいれば、一 階は浸水したけど、二階は残った、という子も。
それぞれ被害が違うから、みんな自分の被害は話さない。
うっかり「地雷」を踏まないように、お互い話さないまま「クラスメート」として仲良くわいわいと過ご す。
生徒たちの「映像作品」は、そんな同級生たちにカメラを向け、インタビューを試みる。
大人だったら、触れないで「そっとしておく」かもしれないところへ彼女たちは敢えて手を伸ばす。
その真摯さに、その熱に、頬をはたかれる思いがした。
手あかのついた「マスコミ」の、押し付けがましさや「こういうの欲しいんでしょ?」という、たかをく くったような報道や「がんばろう東北」みたいな、キレイゴトじゃない、17歳の高校生が、自分たちの不安を、葛藤を、絶望を、自分たちの 言葉で「伝えよう」としている。
わたしたち大人は、これに「応え」なくてはいけないと思う。
できれば、希望や喜びや未来、という形で応えたい、と思う。
一部の政治家や専門家がやっているような、気休めや、一時逃れや、先送りでなく。
とりあえず、来月は選挙だ。。。。と思いながら帰りました。
これだけの作品を、持って来てみせてくださった渡部先生、
本当にありがとうございました。
上映してくださった「福島の子どもたちとともに・世田谷の会」の皆さん、感謝申し上げます。
今後も、福島の子どもたちの作品が、たくさんの方に見ていただけますように!
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