かん子の連載

文科省の学習指導要領改訂案……見ました?

文科省の学習指導要領改訂案……見ました?

まずね。
せっかく、定着したアクティブラーニング、って言葉をやめるんだって!
でもって、代わりに「主体的・対話的で深い学び」っという名前を持ってくるんですと!
なんでそういう情緒的で具体的によく分からない名前を持ってくるかなぁ……。

おまけに増えた授業時間を各校で工夫してカリキュラムマネジメント、をしろっていってるんだけど、これって、人もお金もやらないから自分で何とかしろってことだよね?
朝日新聞が
“各校の腕の見せ所だ”
なんてのんきに持ち上げてるけど、夏休みを削ったら休めなくなるのは子どもなんだよ?

でもって、一方的に教員の話を聞く授業ではなく、議論や体験、継続的な調査、を通じた「主体的な学び」をしなさいっていうんだけど、これじゃ、ゆとり教育の二の舞だよ……。
だって、議論や体験をする前の、基礎的な力をつける……というのがどこにもないんだから。
文科省は日本を滅ぼす気なの?

主体的な学び、をしてもいいよ?
でもその前に、主体的な学び、ができる基礎力の解説はしなきゃ!
教員が!
または
司書が!

時間をつくれ、といわれたら、真っ先に、図書の時間や、朝読書が狙われるに決まってるじゃないの!!

英語をやれ、というけど日本語は?

いまの子どもたちがどれだけ日本語ができないか、知らないの?

またこれで、基礎学力が落ちるよ?
百科事典さえやっとけばなんてことないことなのに!