【赤木かん子還暦おめでとう企画】 69 「これ、面白いよ」
「これ、面白いよ」 by カエル司書
2009年に保育士を辞め、司書資格を取りました。
そんな司書なりたての頃、鹿児島市の絵本cafeアルモニで「児童文学評論家の赤木かん子さんという方が話をされる」と聞きつけ参加したのが、かん子さんとの出会いでした。
第一印象は……
「すごい迫力‼」
自分の思いを相手に伝えることが苦手な私とは、真逆の世界に住んでいるかん子さんに強く惹かれ、気がつけば、鹿児島県内外である、かん子さんの講演会や勉強会にコソコソと参加するようになっていました。
そんな私の中で今一番、役に立っている言葉は
「(本のことで)分からないことがあったら、当事者(子ども)に聞く」
です。
去年の4月から念願の小学校図書館司書になり、改めて、どれだけ今の子ども達の読みたい・読める本が分かっていないかを実感する日々でした。
「去年いた先生なら、すぐにおすすめの本を紹介してくれたのに……」
特に高学年の女子にそう言われ、はじめのうちは
「色々と教えてね」
と返すのが精一杯。
でも、少しずつ子ども達と話ができるようになり
「学校に読みたい本がないから、自分で買って(もらって)読んでいる」
と分かり、それならばと、定期的に
「講談社青い鳥文庫」
「角川つばさ文庫」
「集英社みらい文庫」
などの児童文庫の希望調査をしたり、今読んでいるおすすめ本を貸してもらって読んだりしながら、子ども達の声を選書の参考に注せてもらっています。
最近は、子ども達から
「これおもしろいよ!」
と、図書館に本が届くようになり、私の宿題は増え、睡眠時間が減る一方です
(笑)。
それでも、睡眠時間と引き換えに、子ども達の笑顔もらっているので、よし!です。