水曜日の歌 ♬~ 第三十七回
春の朝
時は春
日は朝(あした)
朝(あした)は七時
片岡に露みちて
揚雲雀(あげひばり)なのりいで
蝸牛(かたつむり)枝に這ひ
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。
(上田敏訳・「海潮音」より)
ブラウニングで一番有名な詩、でしょう。
ホントはもっと長い詩の一部なのですが(ピッパの歌)、ここだけ抜いて訳した上田敏の腕のいいことといったら!!
最後の二行も、微妙に意味が違ってるといわれることもあるんですが、そうしていろんな人が訳してるんですが、やっぱりこっちのほうがいいと思っちゃうんだなぁ。
まあ、名訳ですわ。
2018/02/21