かん子の連載

☆楽しい学校図書館のすぐに役立つ小話☆彡【選書について】

県立クラスの図書館が100年後に持っていなくてはならない本を買おう
というのは、未来のお客様のためです。 
けれども
いま、小さい図書館はいまのお客様のために仕事します。
ですから視点とやりかたが違うのです。
前者はいわば倉庫を作るやりかたで、後者はショーウインドウを作るやりかたです。
そうしてショーウインドウを作るときには何万点もある本の中から、これとこれを入れて、と蔵書を作っていきますが、そのときのコツは
優れた本をいれる
なわけですが、もう一つ
つまんない本を入れない
があります。
つまんない本を入れると棚の力が落ちます。
でもこれもいるよなぁ、と思うとどうしても入れたくなるものですが、そこはショーウインドウです。
余分なものを入れるスペースはない、と思ってください。
必要なものでもつまんない本は書庫に入れてください。

2023/02/16 更新