かん子の連載

水曜日の歌 ♬~ 第四十八回

草の戸に我は蓼食ふ蛍哉

芭蕉門下第一の人、其角の句です。
蓼食う、は私は好き者で俳諧なんぞしていますよ、という意味……。
で、昼間はふらふら遊んでいるわけですね。
で、それに対して芭蕉が
朝顔に我は飯食う男哉

私も俳諧はしているが、朝顔が咲くのを見られるほど朝早く起きて朝御飯もちゃんと食べて、普通の生活をしていますよ、とたしなめたのだそうです。

と昔、古典の先生に習ったような……😄

日本人はつくづく遠回りしていうのが好きな人たちだねぇ。

2018/05/30