_/_/_/・_・)o 図書館づくりのエトセトラ・008
本を探す・(5)
東京都内で探すときには、東京都の横断検索、というシステムが使えます。
といっても都内の全図書館が参加してるわけではありませんが、参加している図書館のデータは、たとえばタイトルを入れ、いくつかの地域に分かれているので、地域を選ぶと、持ってる図書館がすべて列記されます。
ベストセラーなどはどこも持っているので、全部の地域、とかを選ぶと大変な数になってしまいますので、地域区分はありがたいです。
そうしたら、自分の住んでいるところ(または働いてるところ)と一番近い図書館はどこかな、と探すことができます。
いまヤマザキマリが連載している「プリニウス」というマンガがありますが(プリニウスは当時の大学者です)彼が二世紀に作った百科事典「博物誌」を翻訳してくれた一家があり(もとはラテン語ですから、いまの日本では読める方はそういないはずです)その本をこれで探したら、町田市立中央図書館一館だけがヒットし、借りられたことがありました。
この本買ってる持ってるところは少ないかもな、と思うときには捜索範囲を広げればいいわけですが、都内だけしか使えないシステムなので、これが全国区になれば、と思うときもあります。
まあ、あんまり遠くても借りにはいけませんが。
アメリカには北米ネットワーク、というものがあり、カナダとアメリカは共通の蔵書検索、を使っている、ときいています(😁使ったことはありませんが)。
なので都内の方は、一度、このシステムを試してみてください。
( 追記:横断検索は、カーリル、という名前になり、いまは「県」を選んで、地方でも検索できるそうです。情報ありがとうございます。 https://calil.jp/local/tokyo )
2023/10/25 更新