五年生に「もっと知りたいチューリップ」を読みました(ある小学校司書さんのレポートです)
ある小学校司書さんのレポートです。
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“五年生に「もっと知りたいチューリップ」を読みました”
5年生の先生から、国語で本の紹介をする単元があるので、ちょっと見本を見せてもらえないか、と申し出をうけたので、その流れで、かん子さんの
『もっと知りたい チューリップ』
を紹介してみました。
チューリップは、小学生にとっては大変身近な花です。
1年生の終わりごろには、自分の鉢に自分で球根を植えたことがあります。
ですからみんな球根を植えて、チューリップが咲くことを知っています。
しかしこの
『チューリップ』
の本は、タネから植えます。
タネを植える!!!?
もうここで、教室がざわつきます。
タネがあるのか!?
と驚く声も聞こえます。
が、考えてみれば、花が咲くのだから、タネができるのは当たり前といえば当たり前……。
「花が咲くんだから、タネはできるでしょ?」
と言うと、
「そっかぁあ」とあちこちで声が上がります。
そして、1年目。
葉っぱが一枚出てきて終わり。
『1年目は これでおわりです』というところで、みんな「えーーーーー!」と悲鳴に近い声が!!
2年目、3年目と葉っぱだけで終わる度に、悲鳴が上がります。
球根が大きくなって、やっと花が咲くシーンでは、歓声があがるほど。
身近な花でありながら、知らないことがこんなに詰まったチューリップの本、ぜひたくさんの人に読んで欲しいと思います。
ちなみに個人的に好きな点は、このシリーズの最初のところの
「⚪は、何目何科の植物です」
というスタートの仕方です。
「これだよぉ~」とつぶやいてしまいました。
昆虫とか、動物とかの本も、何目何科の昆虫です、動物です、からスタートしてくれないかな、と思っています。
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趣旨を正確にご理解いただき、およみいただいて、どうもありがとうございます😁
チューリップ、花が咲くまでに五年かかるって知ると、次にチューリップ見たときになんとなく尊敬しちゃうんだよ。
偉いな、頑張ったなって。