司書便りです。
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子ども達の『クリスマスにあれがほしい』や『これがほしい』という会話をよく耳にするようになったので、12月にこの絵本*を読んでみることにしました。
この絵本の反応は、クラスごとに全然違っていました。
2年生では、読み進めるうちにみんながドンドン興奮していき
『なんで犬を飼ってくれないの!』
やらあちこち声がかかりました。
(この絵本でこんなにエキサイティングするのか……)と読んでいる私も興奮しました。
1年生の物語好きのクラスでは、最初から最後まで物音ひとつ聞こえず
(えっ? みんないる? あっ、真剣だ……)と、こちらが緊張するほどでした。
読み聞かせが終わると
『もうおわったの!短い!』
と初めて声が聞こえ、みんなが動き始めたので(ここまできて、やっと緊張がとけたんだ……)と判りました。
ほかの1年生のクラスでは、最初から最後まで、ページをめくるごとに
『フレッドってだれ?』
『あ、アイスクリームだ』
というような声が続いていたのですが、読み終わったときにはみんな笑顔だったので、この絵本も気に入ってもらえたのだと思いました。
どのクラスも読み終わると、みんな笑顔だったので、この絵本も子ども達の心をつかんだ、と思いました。
やっぱりかん子さんセレクトの本は、子ども達にウケます!!
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* ...『ぼくがほんとにほしいもの』バイロン・バートン・作