司書便りです。
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かん子さんに勧めていただいたので『ぐりとぐら』を1年生に読んでみました……。
気がついたらもうずいぶん長いこと、この本を読んでませんでした。
幼稚園・保育園で読む本になってましたから……。
この本があの1年生にウケるのだろうか?
どんな風にこのお話を聞くんだろ?
読む前にはまったく予想がつきませんでした。
まず
『ぐりとぐら』
を知っているかを聞いてみるとーー。
『保育園でみたことある!』
『学童にあるよ!』
と教えてくれました。
(そっかー。やっぱり知ってるよね…)
と思いつつも読み始めました。
このクラスは読む前に少し荒れていて、前の時間になにかあったのかな、という感じで、はじめ、ちょっとざわざわして落ち着かなかった子もいたし、ぼやく子もいて心配だったのですが、ページをめくるにつれ、だんだん集中していくのがわかりました。
どんどん出来上がるカステラに
「おいしそう……」
や
「ぜったいおいしいにきまってる!」
のつぶやきも、もれきこえてきました。
読み終わる頃には、みんな笑顔で絵本に釘付けでした!
なんだかそれまでのゴタゴタが
『ぐりとぐら』
で流されてしまったような感じでした。
はじめ、あんなブツブツぼやいてたのに!!
ホントにいつもいつも1年生には驚かされます。
すごいですね~
「彼ら用の本をそろえなくっちゃ」
と書架を見回すことが増えました。
がんばりまーす!
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